平成25年度
東桂見遺跡
 

2013年7月31日


壁の写真撮影や掘り残していた部分の掘り下げが終了したため、4区の調査は本日で終わり、東桂見遺跡の調査が終了となりました!
8月から桂見鍋山遺跡の調査を開始する予定です。

2013年7月25日

4区は海抜0m付近(なんと現在の地面から約6m下!)まで掘り下げました。
そこで湖山池周辺の地質に詳しい星見清晴先生(元鳥取県立博物館学芸課長、前鳥取市歴史博物館長)に現地で堆積している地層を見ていただいた結果、堆積している砂の様子から海抜0m付近の土や砂の堆積が海底(中)で形成されたものであることが分かりました!残念ながら貝殻などは出てきませんでしたが・・・。
掘り下げはこれで終了し、あとは壁の写真などを撮り終えたら東桂見遺跡の調査は終了です!


2013年7月11日

4区では、掘り下げていくと水色の粘土質の土が出てきました。海中(底)で堆積した土の可能性も考えられたので部分的に深く掘り下げ、下層の土の堆積した様子を確認することになりました。もし海底の堆積であれば貝殻などが出てくるかもしれません・・・
楽しみです!


2013年7月5日

1区では、掘り残していた調査区の西側部分を掘り終え、本日調査を終了しました。約2か月と短い期間の調査でしたが、調査が終わると寂しい気がします・・・。

4区では引き続き調査を行います!
昨年度と今年度の発掘調査によって、1区は東側の丘陵が西側の谷に向かって落ち込んでいく斜面部分にあたる様子がよく分かりました。

 
2013年7月1日

1区の掘り下げを行っているときに、高坏の脚の部分が出土しました。そのため、高坏が出土した様子を記録するために写真を撮りました。出土品の写真を撮るときにはカメラの三脚を立て、遺物がばっちり写る角度でカメラを固定し、いざ、撮影です!
撮影している様子はまさにプロのカメラマンですね!!


2013年5月31日

2つの調査区(1区・4区)のうち、4区で自然の流路(河川)が見つかりました。写真中央の白線の内側部分が自然の流路が埋まった跡で、砂や粘土が互い違いに堆積していました。ほかの遺跡では、自然の流路の中から木製品などが見つかることが多いので期待していたのですが、残念ながらそうした出土品は見つかりませんでした。


2013年5月21日

調査は、昨年度の調査終了時に埋め戻した土や土のうの除去から開始しました。
埋め戻した土、土のうの除去を終えると、いよいよ本格的な発掘調査の開始です!!

縄文時代の地層を掘り下げていると、わずかながら縄文時代の土器が顔を出し始めました。まだはっきりとわかりませんが、縄文時代前期の土器ではないかと考えています。


2013年5月7日

昨年度に引き続いての調査です。昨年度は4つの調査区で調査を行い、古墳時代の水田跡や縄文時代の土器がみつかりました。
今年度は、そのうちの2つの調査区について、さらに深く掘って下の層の調査を行います。