2017年7月13日 今日は、ラジコンヘリコプターを使って航空写真撮影をしました。高度から撮影することで、遺跡がどのような地形の中にあるのかが、とてもよくわかります。当時の人々がどのような場所で活動していたのか、一目瞭然です。 |
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遺跡周辺のようす(東から撮影) |
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さて、平ノ前遺跡の調査は本日で終了です。今後は調査成果を報告書にまとめるために、整理作業を進めていきます。 調査中には地元の皆様をはじめ、多くの方々にご協力をいただきました。ありがとうございました。 |
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21溝の調査風景(南から撮影) 21溝(北東から撮影) |
2017年6月23日 古墳時代前期(約1700年前)の溝(21溝)がみつかりました。溝にたまった土の土層を観察してみると、溝が数回作り直されたことがわかったほか、川のように勢いよく水が流れるような溝ではなく、ときどき雨水が流れる程度であったことがわかりました。何かを区画する溝だったのでしょうか・・・? 溝の中からは、土器の破片や拳大から人頭大ぐらいの石がみつかりました。 |
2017年6月16日 鎌倉時代(約800年前)以降に建てられた建物跡が2棟(掘立柱建物1・2)みつかりました。 そのうち、掘立柱建物1は桁行2間(3.9m)、梁行2間(3.5m)の総柱建物です。掘立柱建物2は調査区際にみつかり、全体像はわかりませんが、掘立柱建物1と同規模の建物ではないかと考えています。 |
掘立柱建物1(北から撮影) |
表土剥ぎのようす |
2017年5月23日 今日から表土剥ぎを開始しました。表土剥ぎは、現代の田んぼの土(表土)を重機で取り除く作業です。重機で30〜50cm掘ると、遺跡が残っている土が見えてきます。表土剥ぎが終わると、人力で遺跡の調査をします。 |
2017年4月28日 満開だった桜の花も散り、新緑の季節になりました。 さて、(公財)鳥取県教育文化財団調査室中部調査事務所では、昨年に引き続き国道313号改良工事に伴う発掘調査を実施します。今年度は、平ノ前(ひらのまえ)遺跡と小鴨道祖神(おがもさいのかみ)遺跡の調査を行う予定にしています。 事前の調査で、平ノ前遺跡では弥生時代から中世の土器が出土しており、小鴨道祖神遺跡では竪穴住居跡が確認されています。 何が発見されるか、これからの調査に期待がもたれます!新たな発見や調査の様子などを、随時このホームページをお伝えしていきたいと思います。 |
調査前の平ノ前遺跡のようす |