国道181号岸本バイパスの建設地で行っている発掘調査です。
日野川の左岸には、伯耆町、南部町、そして米子市にまたがり、南北に延びる「越敷山(こしきさん)」と呼ばれる広大な丘陵があります。
この丘陵の上には無数の古墳がつくられているのですが、それらの古墳を総称して「越敷山古墳群」と呼んでいます。
今回調査している金廻古墳群も、この越敷山古墳群の一部をなすもので、越敷山から日野川に向かって北東に延びる尾根の上に、小さな古墳が並んでいます。
古墳群は、眼下に日野川、東に目を転じれば秀峰大山を望む絶景の地にあり、これまでに、調査区の中で6基の古墳を確認しました。