いよいよ発掘調査が始まりました!!
まずは表土をパワーショベルで掘っていきます。
2012年度の調査では古墳時代の遺物がたくさん見つかっています。
さて、今年度は何が見つかるのでしょうか?
いよいよ発掘調査が始まりました!!
まずは表土をパワーショベルで掘っていきます。
2012年度の調査では古墳時代の遺物がたくさん見つかっています。
さて、今年度は何が見つかるのでしょうか?
今日から発掘作業員さんが遺跡の調査に加わり、本格的な調査が始まりました。
にわかに現場が活気づいてきました!!
みなさん、一緒にがんばりましょう。
土を掘っていると、10円玉のような金属の輝きが…。
よーく土を取り除いてきれいにしていくと、なんと古墳時代のイヤリング「耳環(じかん)」だったことがわかりました!!
またまた面白いものが発掘されました!
写真は、先月高住宮ノ谷遺跡でも見つかっている古墳時代の「𤭯(はそう)」という須恵器の壺です。
同じ日に2個も続けて出土するなんてラッキー☆
今後の調査が楽しみになります!
丸い穴をどんどん掘り進めていくと、どうやら底のほうが広がる、「フラスコ」のような形をしているようです。
これまでの調査例からいえば、これは「貯蔵穴」といって、昔の人が食料などを蓄えておく穴倉のようなものです。
この貯蔵穴は弥生時代の終わり頃(約1,700年前)のものと思われます。
とっても珍しいものが見つかりました!!
古墳時代終わりごろ(約1,300年前)の青銅製の鈴で、馬具の一部として馬につけられていたものです。
当時の馬は有力者のシンボル。
シャンシャンと鈴を鳴らしながら馬に乗ることで、庶民に自分の偉さをアピールしていたのでしょう。
古墳時代終わりごろ(約1,300年前)の遺構がある程度掘れたので、高所作業車を使って遺跡の全体写真を撮りました。
ゴンドラを目一杯あげると、地面からの高さが20メートル近くにもなります!!
下を見ると結構怖い・・・(+_+)
ちょっぴり怖い思いをして高い所から撮った甲斐あって、調査地全体の様子がよく分かる写真になりました。
白く見える遺構のたくさん見つかった平坦な面と、黒く見える谷部のコントラストが鮮明です。
またまた珍品の出土です。
今度はヒョウタン。
古墳時代終わりごろ(約1,300年前)のものです。
ヒョウタンは自生しないので、当時の人が容器にするために育てていたのでしょう。
このヒョウタンは種がしっかり詰まっているので、加工されずに捨てられたようです。
お盆休みを過ぎて、調査再開!です。さっそく第7面の完掘写真を撮りました。
徐々に古墳時代後期(約1,400年前)の牛輪谷の地形がよみがえってきました!
古墳時代の溝から「下駄」が出土しました!
ただ、下駄といってもかなり小さいもの。
写真の長靴(大人の女性)と比べてこの大きさですから、今の幼稚園~小学校低学年くらいの子供が履いていたものでしょうか??
今の調査区のさらに谷奥側の部分をこれから調査することになりました!
どんなものが発見されるのでしょうか?
ワクワクはまだまだ続きます!!
古墳時代初めごろの(約1,700年前)の層の掘り下げを始めました。
さっそく、谷底から大量の土器が出土しました!!次から次へと、ザクザク出てきます。
ひとところにまとまって出土するので、単に谷の上から転がってきたものではなさそうです。
当時の人々が谷に土器を捨てていたのではないでしょうか?
古墳時代初めごろ(約1,700年前)の地面の調査が終わりました。
この時期には、調査地の外から持ち込んだ粘土で谷を埋める、大がかりな土木工事をしていたことが分かりました。
建物を建てるための造成工事だったのだと思いますが、建物跡は見つかりませんでした。
ただし、造成土は調査地の外まで続いているので、そこに建物があったのではないかと考えています。
この続きの部分は来年度調査する予定です。はたして、建物跡は見つかるでしょうか?
古墳時代初めごろ(約1,700年前)の造成土の掘り下げが終わりました。
造成土は、厚いところでは1メートル近くもありました。
これだけの量の土を運んできて、谷を埋め立てた当時の人々の苦労がしのばれます・・・。
弥生時代中ごろ(約2,200年前)の地面の調査を始めました。
この面には、人がつくった遺構はありませんでしたが、谷尻付近で大きな木の根っこが見つかりました。
弥生時代に生えていたものでしょう。
当時の遺跡の自然環境を知るのにとてもいい資料になります。
弥生時代の地面の調査が終わったので、ラジコンヘリコプターで航空写真を撮りました。
今日は本当に素晴らしい秋晴れで、絶好の空撮日和でした!!
空撮の度に同じようなカットを撮りますが、こんなにきれいな写真が撮れたのは初めてです!!
日本海までくっきりと見えています。
もちろん、遺跡の写真もバッチリです!
調査地の壁際に残していた土層確認用のアゼを掘っていたところ、古墳時代初めごろ(約1,700年前)の層から、こんなものが出土しました!!
魚のようなシルエットの木の板に、目らしき穴や、口のような切り込みがあります。
さてさて、これはいったい何なのでしょうか???
谷底に堆積した砂を2メートルほど掘り下げて、遺物がもう出土しないことを確認し、発掘作業を終了しました。
これで、今年度の現場作業は、後片付けを残すのみとなりました。
作業に携わった皆さん、大変お疲れさまでした!!