2010年7月5日

 緩やかな斜面で、20点以上の瓦の破片が出土しました。

 そのほとんどが、平たい部分に葺く「平瓦」でした。平瓦と組み合わせて使う「丸瓦」も2点出土しています。
 表面にあるワッフルのような格子目は、粘土を叩き締めた工具の痕で、7世紀後半の瓦にみられます。  
 
 第8遺跡の近くには、同じ瓦を使っている大寺廃寺や当時の役所があったと考えられています。
第8遺跡にはそこで使われた瓦を焼く窯があったか、瓦葺きの建物があったのかもしれません。