本高弓ノ木遺跡 「国内最古の土のう」

 本高弓ノ木遺跡で発見された「土のう」は、古墳時代前期(約1600年前)の池状の落ち込みの中に積まれていたもので、ムシロのような編物で粘土をくるんでいました。
 
 「土のう」そのものが発掘調査で見つかることは少なく、今回発見された「土のう」は、表面の植物質までを現存する国内最古の資料になります。
 
 「土のう」は、そのままでは編物が腐ってしまったり、くるまれている土が崩れてしまうため、発掘後すぐに応急の保存処理を行っていました。

 保存処理終了後、鳥取県立博物館「歴史の窓」にて、平成23年3月29日から5月29日まで一般公開を行いました。
 
 
 なお、展示解説資料はこちら→ リーフレット(PDF 1.79MB)
 
発掘された「土のう」(表面の植物繊維と、横に縛る紐が残る)