2012年12月6日

発掘調査も終盤に入り、水田跡の下層の調査を行っています。現在の地表面から2.3m下の砂層から縄文時代後期(約3000年前)の土器が出土しました。

当時の遺跡の周辺は自然流路が流れる湿地環境であったことから、人が住めるような状況ではありませんでしたが、時には近くに人がいることもあったようです。
2012年10月3日

泥炭層の下から古墳時代前期(4世紀)の水田が見つかりました。1枚の水田の大きさは1辺が約4mと現代の水田に比べとても小さいものです。これは水田に水を張るため、自然地形の改変を最小限の労力で行ったためです。
 
   調査中の空撮写真です。画面中央下が調査地です。かつては、この小さな谷の全面に古墳時代の水田が広がっていたようです。
2012年8月24日 
  
いよいよ、桂見鍋山遺跡の発掘調査がはじまります。
これから発掘や道路の工事が行われると、まわりの景観が大きく変わります。そのため、変わる前の景観をラジコンヘリを使って空中写真撮影で撮影しました。