遺跡は地下に埋もれているので、ショベルカーなどの建設機械で地面を掘り下げます。古墳ではおこないません。
土器などの昔の道具が含まれている地層は人の手で慎重に掘り下げます。
土の固さや色の違いなどから、むかしの家やお墓などをみつけて、細かな調査をおこないます。
みつかった住居などや遺跡の状況、土器などの出土状況を写真に撮ったり、図面に書いたりして記録します。

 遺跡の発掘調査というと、みつかった土器などを筆やハケで少しずつ掘りだしていくようすを思い浮かべる人が多いかもしれません。
 でも、実際の発掘現場には、ショベルカーやブルドーザなどの建設機械やベルトコンベアが並び、発掘作業員さんは大きなスコップで重たい土を掘り上げています。
 夏は暑いし、冬は寒い。泥まみれになるし、意外と重労働なんです。

 それでも、発掘をするのは、何千年も前から今まで続いてきた、先人のくらしを大切にしたいから。
 開発によって失われてしまう遺跡をつぶさに記録することで、未来に残したいから。
 今日もがんばって発掘しています。

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